10.11.2014

なんでもない日の、続き


ゲンヤ企画ライブ
君と僕の好きな言葉Vol.2~なんでもない日、おめでとう

2014年10月7日 渋谷 LastWaltz by shiosai
無事終了致しました。
来て下さった、出演して下さった、お店のスタッフの、応援して下さった、皆さん、本当に本当にありがとうございました。
ものすごく楽しかった。本当に良い人達に恵まれて、自分は幸せ者です。
最後にはこの紙も埋まりました。


出演1組目: 冨士山絢々さん&岩倉さと子さん
即興演劇(インプロ)役者である絢々さんと即興ピアノ奏者であるさと子さんが出会いました。本番が初対面だったとか。
絢々さんは会場からお題をもらってその場でストーリーを紡ぐ役者さん。今回のお題は「台風18号」でした。
さと子さんはピアノだけでなく鍵盤ハーモニカやシェーカーや鳥笛や、色々用意して賑やかに静かに物語を紡いでいました。
会場からも「最初からクオリティ高い!」との評判が。ありがとうございました!


出演2組目: amon castleさん
ボーカルのamonさん、ギターのryohanさん、ドラムのnakamuraさんのスリーピース。
打ち込み同期のテクノロック~ダンスチューン系のバンドです。
メンバーが増えている最中で、3人体制でのライブは初とのこと。おめでとうございます!
初っ端から低音がガンガンに鳴ってる、熱い曲でした。好きな曲「fairy dance」も聴けて嬉しかったです。
他の楽器が入ると聞き取り辛いですが、amonさん4オクターブ出せますからね。効果掛けなくたって全然違う声出てますからね。
ありがとうございました!
ライブ報告→「渋谷ラストワルツでライブしてきた!」


出演3組目: 池田のりあきさん(from Hechno)
アコースティックギター弾き語りの池田さん。
所謂キャッチーなメロディーではないのに、心に残って安心できる池田さんの曲、大好きです。
しっとりした弾き語りのいつもの曲の他に新曲という激しいのもやってました。どっちも良いね。
不眠症の歌も聴けて良かったです。ありがとうございました!
ライブ報告→「言葉のイベント、「君と僕の好きな言葉Vol.2」に出演してきました!」


出演4組目: 齋藤祐介さん
ポエトリーリーディングの齋藤さん。この日は司会でも活躍して頂きました。
本業が役者・声優で「喋ることに関しては若干プロ」の齋藤さんには、僕の詩の朗読をお願いしました。
今回は「閾値」「未来のセンテンス」の2編。
自分で詠むのにも近いけれど、やっぱり違う。齋藤さんの沈み込む詠み方、好きだな。
どちらも大切にしている詩ですが、大事に詠んで頂きました。ありがとうございました!


出演5組目: キナコロクヤシモンさん
このイベントのきっかけになった、ゲンヤのバンドサポートの方々。
なんとこれきっかけでバンドを組んで、本格的に活動を開始されるそうです。
これが記念すべき初ライブ。おめでとうございます!
ドラム叩き語り+ベース+ピアノという変わった構成。
にしてもクオリティ―高いなぁ……流石。本当に音楽が好きなんだな、と感じます、この方々。
観ててめちゃくちゃ楽しかった。唯一コーラスが入る「お米ラヴァー」、雄々しいww
ありがとうございました!
ライブ映像→


出演6組目: ゲンヤ
最初にソロ。

次にバンド。

皆さんから集めた言葉を使っての即興詩。終わって見ると20分間も詠んでました。
ゲンヤバンドの面白い所は、僕もキナコさんも史門さんも緑矢さんもやりたいことがあって、互いをリスペクトしながら主張しながらどこで誰が何をしてもしなくても、安心して自分の好きなようにできることだと思います。
色々やらせてもらいました。大満足です。
このメンバーでのライブは初。セッションは出会った6月に合わせて以来の2回目。史門さんは顔を合わせるのも2回目でした。
このメンバーが揃ったことが既に大きな奇跡です。大好きだ―――!!!
ありがとうございました!


ここまでお読み頂きありがとうございました。
各出演者、今後とも宜しくお願い致します。

9.21.2014

ゲンヤ企画ライブ 君と僕の好きな言葉Vol.2 ~なんでもない日、おめでとう



夢見たものがあった

叶えてくれた人がいた





ゲンヤ企画ライブ
君と僕の好きな言葉Vol.2 ~なんでもない日、おめでとう





ゲンヤ企画ライブ 君と僕の好きな言葉、2回目。
今回のテーマは「音と言葉の融合」です
それぞれにこだわった、好きな、一緒にステージに立ちたい人達を呼びました
なんでもない日を、特別な夜にしよう


Vol.1に引き続き、大きな紙で皆さんの好きな言葉を集めるので書きに来て下さい
最後に、それを詩をします


そうして生まれた夜を、こうやって紡いでいく


ゲンヤはバンド編成でライブをやります
詩人だって音楽を愛したい
詩人は言葉を放ちたい

バンドサポートの工藤緑矢さん、キナコさん、鈴木史門さんに最大級の感謝を
会場の渋谷LastWaltsさんに敬意を


最近、夢が現実になることが多いから、嬉しい。けれど怖い
それでも、それでも。
歩いて行く

僕はこの祈りを止めない

見てくれる人がいないと物語は終わらないから
始まりすらしないから
どうか、目撃しに来て欲しい
全力で行きます
宜しくお願いします



ゲンヤ企画ライブ
君と僕の好きな言葉Vol.2 ~なんでもない日、おめでとう

2014年10月7日(Tue.)
渋谷 Last Waltz by shiosai
open/start 18:30/19:00
charge 2000yen+drink
キナコ (support:工藤緑矢, 鈴木史門), Amon Castle, 池田のりあき, 岩倉さと子, 齋藤祐介, 冨士山絢々, ゲンヤ (support:工藤緑矢, キナコ, 鈴木史門)


――― 出演者紹介 ―――

◆ キナコ
圧倒的な明るさと存在感。パワフルな歌声と演奏で聴く者を幸せにする。
代官山「山羊に、聞く?」にて毎月キナちゃんねるライブを主催。
他に全国でライブ活動を行っている。この日はサポートに工藤緑矢、鈴木史門を迎え、この日限りのトリオバンド、キナコロクヤシモンとして登場する。
ゲンヤコメント:とにかくパワフルで明るい女性。キナコさんが背中を押してくれたおかげで今回のライブはできました。初めてジャムバンドをした時のドラマー。勿論、本職の歌も聴き応えありです!お米 米 米ぇ!(ex.おこめラヴァー)


◆ Amon Castle
ボーカリストamonが始めたソロプロジェクト。
2013年1月より活動開始、1人で完結できる打ち込みスタイルを追求。
2014年5月頃からギター、7月からドラムも加わりユニットスタイルへと変化する、打ち込み、映像同期ライブを目標に日々実験中である。
ゲンヤコメント:6月だったか、出会ったオープンマイクでありえない量の機材を持ち込んでいた人。パフォーマンスに衝撃を受け、まだ構想すら無い状態のこのイベントへの出演を依頼しました。作り込んだテクノダンスミュージック。格好良いです。


◆ 池田のりあき
UKロックをベースにボサノバ、ファンク等のテイストも取り入れた独自の世界感を持つ。
普段はロックバンドでギターとボーカルを担当。ロックにファルセットを取り入れた歌唱法が得意。
日常で感じる少しの「ズレ」を多彩なメロディーにのせて歌う。
twitter@nori_hechno
ゲンヤコメント:Japanese Alternative Rock Band、HechnoのGt.Vo.。バンド以外に弾き語りでの活動もされています。溝の口12Bunch (2014.5.close)でオープンマイクの主催をされていました。笑顔しか思い出せないな。Insomniaとか好きです。やってくれるかなー。


◆ 岩倉さと子
東京生まれ。4歳よりクラシックピアノを始める。
いつの頃からか、写真、詩などからイメージを膨らませ、即興演奏をするようになる。
近年では、ダンスや詩の朗読に即興演奏で参加している。
2013.9 黒沢美香&ダンサーズ公演 ミニマルダンス計画4 「食事の計画」
2014.2 中庭の空三周年 「空の記憶 ~写真と詩と音楽ライブ~」
また、現在では主に、劇伴作曲家兼演奏家として活動の場を広げており、その時々の状況に柔軟に対応し、即興性を生かした音楽を作っている。
ゲンヤコメント:ポエトリーリーディング以外に演劇(見る方)でもちょいちょいお会いする方。ソロの他にサガン(ユニット)やkesaco(ユニット)、劇伴奏(伴奏だったり役者だったり)と、色々されていますが、どれもクオリティが高くて見に行って間違いない。即興も誘って頂いて、楽しくやらせて頂いてます。


◆ 齋藤 裕介
声優・役者。都内を中心にイベントMC、役者として活躍。企画イベントも積極的に行う。
安定感のある司会・演技力・企画力でボイスパフォーマンスシーンの一端を担う。
若手声優団体・声珈琲主催。うぃなぁエンタテイメント所属。
ゲンヤコメント:代々木Barbaraさんのオープンマイクで司会をされている方。本物の役者です。スイッチ入ると別人。2人でエチュードという即興劇をやってもらったこともあります。今回は僕の詩の朗読をお願いしています。初の試みで、どうなるか楽しみ。


◆ 冨士山絢々
役者・即興パフォーマー。「即興一人芝居」を中心に、ライブハウスや舞台等で活動中。ゲンヤとは、とあるオープンマイクイベントで、初対面にして初共演の即興ポエトリーリーディングを果たす。そのまま意気投合、現在に至る。
ゲンヤコメント:そう、上にもある通り、とあるオープンマイクで一緒に即興詩をしたんです。互いにカバーし合って物語が澱むことなく展開して行って……。新鮮で大変楽しかったです。絢々さんの一人即興劇も圧巻。


◆ ゲンヤ(主催)
詩人。表現者。ここではないを思い、今見ている風景を再構築する。
息遣いや目線まで含めた表現は演劇を見ているよう。即興性の高い音と言葉の融合は会場を巻き込んだその場限りの夢を紡ぐ。
コメント:今回はジャムバンドの1作品のみでの出演となる予定です。ジャムバンドは初めてバンドスタイルでやった時と同じメンバー(緑矢さん(Gt.)、キナコさん(Dr.)、史門さん(Key.))です。ポエトリーのバンドは憧れで、でも、叶わないと思っていた。それができた。しかも、ライブまで。こんなに嬉しいことはないです。ちなみに齋藤さんにはそういう詩を読んで頂くつもりです。
他の出演者の方も本当に素晴らしい方ばかりで、このイベントを主催できたことを大変嬉しく感じますし、誇りに思います。大切な夜なんです。最後まで全力で、真剣で、悔いの残らないように。しますよ、僕は。きっと、みんなも。楽しみにしていて下さい。


◇ 渋谷 Last Waltz by shiosai(会場)
〒150-0002
東京都渋谷区渋谷2-12-13八千代ビルB1F
tel&fax:03-6427-4651
徒歩の場合;
■渋谷駅/東口から六本木通りへ。渋谷2丁目交差点すぐ 徒歩約8分。
■表参道駅から青山通りを渋谷方面へ。青山学院大学を左折して六本木通りへ。渋谷2丁目交差点すぐ。徒歩約8分。
タクシー利用の場合;『六本木通り・渋谷二丁目の交差点のセブンイレブン』

ゲンヤコメント:駅から少し離れています。御来場の際は余裕を持ってお越し下さい。ドリンク・フード共に充実していますので、お腹を空かせてくるのも良いと思います。



前回の様子。。。

9.17.2014

なんでもない日、おめでとう




もしも明日、すべてが消えてしまったら
なんて、そんなこと、思ったりする
一生語り継ぐ出来事も、一瞬
なんでもない日に
おめでとう
って言ってしまう不自然さで
夏休みなんて嫌いさ


「や。」
と君は片手を挙げて笑う
全然変わらないように笑う
僕は自分が変わったのを感じて悲しくなる
夏の終わり


不安と焦りと心細さと
ひとりで抱えて
独りきりで抱えて
明日すべてが消えてしまったら何も残らない


あなたはもう
戻りたくないと言う
早く帰りたいと言う
遠く遠く遠い場所へ
早く帰りたいと言う
もう戻りたくないと言う


僕達は何も言わずに手を繋いだ
理由ないままに
寄り添っていたかったのだと思う


今じゃないしか夢見れないのは面倒くさいな


嘘吐きめ
嗚呼、はね返った言葉が痛いな


不満ばかり抱えて
なんでもない日
過ごしている内に忘れてしまう
明日すべてが消えてしまって
幸せだったんだ
って気付く不自然さで
なんでもない日、おめでとう

9.16.2014

夏休みの終わりの終わり

少し間が空いてしまいましたが、ゲンヤ企画ライブ 君と僕の好きな言葉Vol.1~夏休みの終わり、無事終了しました。応援して頂いた方、ありがとうございました。
折角なのでBGMセレクトを公表したいと思います。
これもブッキングと思い、それぞれの出演者の雰囲気・他のアーティストの繋がり・歴史等を考慮して決めています。

凡例:
【出演者】
曲名 / アーティスト名 / 収録アルバム名


【 開場 】

expression / みかとやす / これを、愛と言う
メトロ&ノーム / みかとやす / これを、愛と言う
東京タワー / 温故ニュウスタイル / 温故ニュウスタイル V.A.
数百億光年向こうの星 / vongaku / 球体に言葉を綴るカラス
Panic Picnic / スライディングが普通の歩き方 / Are you Sure?
しゃもじ / スライディングが普通の歩き方 / Are you Sure?
2014 New Year's Letter / SUIKA x Tyme. / 2014 New Year's Letter
神隠し / Kottur / トマト帽のベレー


【 狐尾白 】


S/N / oono yuuki / stars in video game
8月 / センザキマリ / 8月/rain rain
八月ブルー / サラブレンド / 桜ヒラヒラ炎メラメラ
うれしい / タラチネ / ビューティフルストーリーズ


【 佐々木結羽 】


ブールヴァード / 吉田ヨウヘイGroup / Smart Citizen
ポップソング / ポテコムジン / 効率のいいあきらめかた
orfe / goodbye blue monday / final(for arrange)
slow step / e;in / nurmmut*e;inツーマンライブ特典CD
お墓参り / リュウジと中村佳穂とちくわ / リュウジと中村佳穂とちくわ無料配布CD


【 エノモトヒデキ 】
埴輪ライブ中BGM / ラビラビ / Wonderful world


round in circles / half moon spiral / flower meaning ep
サイレン / Viridian / シグナル
Big River / カルマセーキ / Big River
君の周波数 僕の電波塔 / tiny tiny / 君の周波数 僕の電波塔
温室と百合のブーケ / corone / 温室と百合のブーケ/36.2°Cと憂鬱


【 池田雄介 】


dosed / 田中雅紀 / Carnival
鴨川 / vongaku / 球体に言葉を綴るカラス
夜、動いてく / アナン / A∩B∩C=?
夜、走ってく / アナン / A∨B∨C=?
センチメンタルナイト / 中村佳穂 / 口うつしロマンス


【 ゲンヤ 】


Oneday, Someday / Birds Melt Sky / Colorful
ララバイ / シロタエ / 1st EP
カロン / トレモロイド / トレモロループ
新世界 / 吉田ヨウヘイGroup / Smart Citizen
うれしくって、夏 / ヤクタタズ / 役立つただのコンパクトディスク
HaTeNa / LOVE LOVE LOVE / Flag
地下鉄四番出口のひまわり / ゆーきゃん / ひかり
loop end / nurmutt / ka ku shi go to
TWILIGHT -scherzo- / 空中ループ / トレモロループ
長い話 / chori / 短篇集


【 終演 】


ゲンヤ企画ライブ 君と僕の好きな言葉Vol.2~なんでもない日、おめでとう
2014年10月7日渋谷ラストワルツさんにて行います。こちらも是非。
http://lastwaltz.info/2014/10/post-12896/

7.25.2014

ゲンヤ企画ライブ「君と僕の好きな言葉Vol.1~夏休みの終わり」

2014年8月30日(Sat.)

@西荻窪ZiziAnnabelle

ゲンヤ企画ライブ 君と僕の好きな言葉Vol.1~夏休みの終わり

open/start 17:30/18:00
charge 1500+drink

出演:ゲンヤ、狐尾白佐々木結羽池田雄介エノモトヒデキ
出店:朱月堂
司会:はせひろ




「君と僕の好きな言葉」というライブを主催します。

ゲンヤ企画オールジャンルライブ。

ライブなのにオールジャンルって(笑)。
タイトルが長過ぎてtwitterでは「ゲンヤ企画」が入らないっていう、ね。

良い意味でカオスな、本当に贅沢な夜です。
大好きなメンバーが集まりました。これで面白くならない訳がない。
僕もすごく楽しみです。
色々企んでるから、是非遊びに来て欲しい。
宜しくお願いします。


<出演>
ゲンヤ
詩人。表現者。
「ここではない」を思い、「今」見ている風景を再構築する。たまにイベンター。


狐尾白
ラッパー。
砂浜に残された足跡がさざ波に消されていくような切なさが漂う。柔らかく深みがある声であたかもポエトリーリーディングのような独特なラップを聞かせる。


佐々木結羽
広島出身ピアノ弾語りシンガーソングライター。おこがましくも、皆さんの大切な日々の背景になれるような、そんな歌い手になりたいです。


池田雄介
シンガーソングライター。
あなたの今日が幸せであるように、歌う日々を生きる。


エノモトヒデキ
歌う埴輪師(?)。
デブになりたかったり、漏れそうだったり…ちょっと変な歌を歌うおっさん。当日は「みんな一緒に埴輪作りライブ」(材料費200円/先着15名/予約優先)やります。


<出店>
朱月堂 (a.k.a. 百合)
アクセサリークリエイター。
自分で感じた好きを作ったものにとじこめる。主に宙や華を題材にする。普段はアクセサリー創作ユニットteam.お花畑で活動中。


<司会>
はせひろ
ポップスソングライター。
日本の季節感、風景や、日常のリアルな想いをキーボードにのせて優しく歌う。


<会場>
CafeBar ZiziAnnabelle
西荻窪駅・南口から徒歩1分。ライブとアートを楽しむCafeBar。
まるでお家のリビングルームのようなくつろぎの空間。
東京都杉並区松庵3-38-14 尾崎ダイヤビル2F-A


<タイムテーブル>
18:00~狐尾白
18:35~佐々木結羽
19:20~エノモトヒデキ
20:15~池田雄介
21:00~ゲンヤ
21:30~セッション


7.05.2014

幸福の定義の後先




梅雨の真ん中を歩いていたはずなのに

16階から都市を眺めてたら

いつの間にか雨が上がっていた

それが、こんなにも哀しい




都会の季節の移り変わりはどうしてもの悲しいんだろう




そこに人が沢山いるから、どんなドラマも日常茶飯事だからかな

部屋を借りたり、家を売ったり、誰かと肩がぶつかったり、新しい本が発売になったり

スクランブル交差点の信号が点滅するみたいに

あらゆるドラマが転がってる




散立する高層ビルを眺めていて

それらのひとつひとつの中が、今現在存在するここも含め、

すべからく人間の手によって産み出された環境であることに戦慄する

呼吸している空気の温度や湿度や、空気そのものすら人為的に機械的に送り込まれている物なのだから。

このガラスの外はきっと、寒くて暑い

薄い空気と近い太陽

そんな厳しい環境なのだ

落ちれば重力で高い殺傷能力を持つような位置エネルギーなのだ





「僕の哀しみは大きく、ひどく安っぽい」
と語ったのはセンザキマリさんで

「寂しくなるのもお腹が空くのも、笑っちゃうのも涙が出るのも、たぶん全部僕の癖で、たぶん全部仕方ないね」
と呟いたのがアナンさん。


僕は多くの言葉を聞いて、多くの言葉を読んで、多くの言葉を知った気になって、
多くの言葉に引き摺られながら生きてる
それこそもう全身で埃塗れになりながら
人の言葉を語っている
でも、それを言うならあなただって


「けどそれをいうならぼくだって誰かの受け売りでできてる。誰かの受け売りを生きてる」
って、バイバイバイでchoriさんも言ってた。


「ただここにいることのために、時々は人前で詩を読んだりもする」
のが谷竜一さんで

「心底歌うので会いに来て下さい」
というのがカタミチカラさん


みんなみんな、すごく大事な人。
言葉が好きで、表現が好きで、どこまでもブログを辿って読んでみたりもしてた。
会えるなら、電車乗ってライブ行ったりとか、CD買ったりとか、応援コメント寄せたりとか、知らない人に対して良さを語ったりとか、
そういうことをしています。言ってしまえばただのファン。

でも、それで良い。
僕は救われて、言葉に掬い上げられる。



ねえこの世はつらいだろう
楽しいことも苦しいこともあって、いつまで経っても嫌なことはあとからあとから生まれて来て
幸せな感情より嫌な感情の方が後まで残って、全然思い通りにならなくて

僕はそれでもここで良いって言うよ
その分できることも生まれることもあるよ
幸福の定義はここにあるのだから。






すごくすごく思い入れのあるイベントです。
是非沢山の人に来て欲しい。聴いて欲しいし、見て欲しい。
何卒、宜しくお願いします。


2014年7月5日(土)
ゲンヤ主催ライブ「幸福の定義」
@代々木ARTICA
open/start 18:00/18:30
charge 3300円(税込)+drink

<出演>
chori(from京都)
アナン
谷竜一
センザキマリ
O.A.カタミチカラ



このページで「幸福の定義」について語ってます。
合わせてどうぞ。

6.16.2014

夏休みの終わり


梅雨にはじとじと雨が降って

夏には抜けるような晴天で、茹だる様な暑さで

そんな風に季節が廻るのを待ってる

僕は夏が一等好きだった筈だけれど

すぐに乾く洗濯物も

吹いても生暖かい風も

夕暮れに涼しくなる気温も

全部切ない

夏休みの終わりの記憶




最近、
「~だから、もうダメだ」
という物言いを良くします

言いたいだけ。

本当はダメなんかじゃないって分かってるけど、
弱音を吐きたいお年頃なので。
ネット上なら弱い自分を曝しても格好良く見えるって、誰が決めたんだろうね

やりたいことと行きたい場所と会いたい人と欲しい物が多過ぎて、全然自分が足りない
生々しい話をするなら、体力とかお金とか時間とか。
でも「今」じゃないと意味が無いんだ
みんな無くなってしまう
周りも、自分も。

失くしてでも欲しいものと
失くしたくないから欲しくないものと
どっちがより愛しいのか

とか、そんな話、言ってしまえば、何にでも当てはまる

二兎を追って全部を手に入れられずに足掻き続けるのが今ならば
それがきっと僕なんだろうよ


7月5日には大好きな人たちを集めたライブの企画をして
その後、一ヶ月くらい休んで
8月30日に、今度は自分のライブをやります
その後はまた暫くイベントはお休み。

自分のイベントの企画をきっかけに動く企画があったり、
観たいって言ってくれる人がいたり、
ありがたいね。
とても、有難い。


「もうそろそろ自分の為に生きて良いんだよ」
って、誰か言ってくれないかな
誰かに言いたいな
誰のセリフだったかな
思い出せないや

5.24.2014

「杞憂日和」



ゲンヤ企画オープンマイク「杞憂日和」

というイベントをやります。


ステージでしっかり自分を表現したい。
セッション的に人と音を合わせて楽しみたい。

を、両方叶えるセッション寄りのオールジャンルオープンマイク。
歌でもインストでも詩でもそれ以外でもOKです。
聴くだけでも他の人に合わせるだけでも大丈夫です。

合わせに来てくれるような知り合いいないし……というそこのあなた(自分含める)
ゲストがオールマイティにサポート入れてくれます。
オリジナルでも人と合わせたい、朗読に伴奏を付けて欲しい等々の希望にお応えします。

是非一緒に楽しみましょう。


ゲンヤ企画オープンマイク「杞憂日和」
2014年5月24日(土)
@代々木ARTICA
open/start 12:00/13:00
end/close 16:00/16:30
charge (出演者の方)1650円+オーダー
(見学・セッションのみの方)1100円+オーダー

主催:ゲンヤ(poet, cajon等)
ゲスト:はせひろ(Vo., key.,他)

貸出可能楽器:アコギ、Eギター、Eベース、ドラム、アップライトピアノ、カホン等

5.19.2014

ギターからたくさんの音が出せる人は魔法使いだと思う





終電を見送ったのは
乗れなかったからじゃない
まだ先に進みたくなかっただけ
列車に揺られて夢を見た



















泣いて良いよ
って言われたらきっとすぐにでも泣いてしまう
こんなに泣いてるのに
って貴方は叫んだから
泣いたら駄目だよ
って言ったあの人にはもう会わない




















夜を歩いていた気がします
その頃はまだ
すべてを知っていた気がします



















今日は隠し事をしに来ました
内緒の話をしに来ました
誰と?
内緒。




















線路の中でぼやけた私
本当は全部知ってるんでしょ





















どこかに行きたい訳じゃなくて
お酒は飲めなくて
でもどこまでか歩いていたくて
目に映るすべてを記録したい




















ギターからたくさんの音が出せる人は
魔法使いだと思う
昨日、深夜の高架下、
ギターを弾いてた人も魔法使い



















逆さの月がぽっかりと
燃えるゴミと燃えないゴミ
抱えるキモチと捨てるキモチ
きっちり分類できたなら



















そんな気もち
ゆっくり抱きしめておいで
そうすればきっと良くなるから
ほら



















忘れた
本当に
忘れたよ

どうしたって切なくって苦しくって
こんな夜は
ねえ
もう何も考えずに寝てしまおうか

私の泣き顔
今日も汚い





















口を開いたところで言葉は音にならないし
貴方の親指は何を紡ぐの
君と君と君と君と
選んだ星を買い物カゴに入れて
夜の線路沿いは今日も平和だ




















閉じたままの遮断機
壊れたままの信号
口を開いたところで音は言葉にならないし
夜の線路は地図の上を切り裂いて



















ごめんね
私は私を愛せなかった
ちっとも自分の望んだようには生きられなくて
後悔ばかりの人生だ
それでも

ごめんね
私は貴方を愛せなかった
そもそも望んだような生き方って
好きなようにしか歩いてないのに
今以外に後悔してる
だから

ごめんね
やっぱり貴方は愛せそうにない
そんなだから見捨てることも出来ないけど
歪なままの姿




















終電まで話させて
その後深く眠らせて
まだ自分が優秀だって信じてるんだ
夢見たって良いだろう?



















忘れた
本当に
忘れたよ



















泣いたら駄目だよ
って言ったあの人にはもう会わない

























「ここではない」へ行きたかった
けれど
どこかへ連れて行って欲しかった訳じゃない
終わらない旅に出たかった訳じゃない


きっと本当に楽しかったんだろうな
って話聞いてて思った
それだけで泣きそうだった

魔法使い
私に魔法をかけて





5.08.2014

幸福の定義

2014年7月5日(土)
「幸福の定義」
というライブを主催します。
とても思い入れのあるライブです。
本当に多くの方に見て頂きたい。





~最高のメンバーで、最上の夜を。

幸福の定義について、少し。
生きているとどうしてもつらいことや悲しいことがあって、
見たくないものや聞きたくないものも受け入れるし、やるせないこともあるし、
楽しいことはいつか終わるし、良い思い出より悪い思い出の方を引きずってしまう。
僕は基本的にそういう風に感じながら日々を送っているんですね。
幸せもない訳じゃなくて、
でも本当に幸福だと思える時はそういったマイナスのことを忘れている時なんですね。
夢中になって嫌なこと全部存在から忘れてしまって、
自分の頭の中を圧倒的なまでに占めて、琴線に触れる。
僕にとってそういうライブをする人がchoriさんであり、アナンさんであり、
谷竜一さんであり、センザキマリさんであり、カタミチカラさんなんです。
幸福の定義は、ここにあります。
言葉と音の共演。
どうぞ、最高のメンバーで、最上の夜を体感して下さい。


こちらの文章もどうぞ。
幸福の定義の後先

3.31.2014

青い夜




君の名前も忘れてしまいそうな夜を歩いて青い月を探した

目覚めた瞬間空に落ちたから
もう君の傍にはいれないな

本当に大切なことは伝える言葉をもたないから
僕はまだ僕でいられる

そんな夢を見ていました

歩いた数だけ夜を踏みしめて僕は青い月を探した

青い月を探したから夜を歩いて君の名前が思い出せない

本当に大切な言葉は伝えることができないから
僕はまだ君の傍にいたいんだな

青い夜の中で探した
月の光が美し過ぎて宙に浮いた

探した記憶
伝えられない言葉は
夜の中を歩いた
思い出せないのは君の名前
歩いた夜の中
青い月を探した

目覚めた瞬間、落っこちた

1.03.2014

ホワイトアウト



携帯のバッテリーの残量が電池の形ではなく%で表されるようになったのはいつからだろう
ガラケーなのに
ふっと命尽きることは無くなったけれど
真綿で首を絞められるように秒読みの未来を生きてる

正論を振りかざしてばかりだった、僕ら
誰かに嫌われることに怯えてばかりだった、僕ら

いつかは世界中平和になる
とか絶対に信じてない
一生懸命やってればいつかは皆報われる
とかそういうこと
有り得ないってことの方信じてる

考えることを悩むと読んで僕はずっと考えてる

「お好きな席へどうぞ」と言われる度
中点を取るように等間隔に並ぶ
鴨川の岸辺のようにいつの間にか埋まって行く
誰かに隣り合っていたい

もしもこの命が明日尽きてしまうなら
なんてそんなこと考えたりするんだ
自分の命は自分の意識
劇的な瞬間の度
塗り替えられていく世界

この感覚、前にもあった
って思うのはそれだけ齢を取ったってことで
そんな感覚、前にもあったよ
じわじわと首を絞められるように
扉を閉ざされるのに怯えている

ここへは降りたら戻れないの?
白い羽が零れていく
あそこへはもう戻れないの?

道を示すことに一生懸命だった、僕ら
間違えないことに精一杯だった、僕ら
選択肢をひとつずつ握り潰して
最後に残ったのが君だったら
朝の電車で出会えたら素敵
青空と白い雲
霧を喰っても生きていけないから
じわじわと締め付けられるように殺されていく

空が眩しい