12.28.2009

誕生日

気が付くと自分から紐が沢山出ていた
操り人形の糸の様
気が付くと約束で縛られていた

此処から逃げたい

そう思った時 僕が生まれた

夢を見たい

そっと目を閉じて翼を広げる
僕は居る 確かに此処に

11.27.2009

イルミネーションの話。

帰り道
個人の家や開業医や幼稚園のイルミネーションが道を飾っていた
つい此の間まで無かったのに、角を曲っても途切れない
もう、師走に為る


此の街の夜景は年中イルミネーションの様だけれど


明る過ぎる此の街に空の星は無い

だから

此の星は


街の星が上がって来たのだ
満ち潮に乗って夜光虫が這い上がる

僕は
音の無い波を掻き分ける

11.01.2009

unlimited spell

僕が今日一日を生きるのに必死になっている間に彼はずっと先を見つめていたその過去に何があったのか僕は知ることができないけれど見失いそうになってしまう彼の姿を追いかけていたいと願ったことすら忘れてしまって狭い今が無限に続くかに思われる現在に僕は未来を投じ続けていてきっとこの金木犀がもっと大きくなったらそんな当たり前の言葉一つに泣けてしまう脆さまで認められれば君の隣に立っても良いのだろうかなんて夢見てしまうような世界で今日も明日に挨拶をする。

10.08.2009

cold morning

昼まで2人でおやすみ

起きているときは平気なのに 眠るのが怖いんだ
横になるのが辛いんだ

途切れ途切れの夢の中の現実
夜の間に間に
風が頭を撫でていく

歌が聞こえたらいいのに

おやすみおやすみ
起きるのが嫌なんだ

9.28.2009

midnight scene

時間が経つのが速くて遅い
僕は何も成し得ないまま日を捲っていく
なのに終わらない

曲がり角の街灯の下だけ紅葉が散ってる
白い赤が乾いた音立てる

何時も人かと見間違える道標
向こう側に白い犬が歩いていない

夏 が 終 わ ら な い
ボ ク 、 が 、 お わ ら な い よ

9.27.2009

midnight scent

帰り道
もう随分長い間白い花が咲いている
揺れる度触れる度零れ落ちて逝く
左手で柵を弾くと乾いた音がする
右手で叩くと あれは 銀の混じった青
真夜中の風景

夜間飛行1

羽化した蝶が羽を開くような
木の葉の影が怪物に見えるような
そんなイメージ。

はじめに。

訳の分からないことを一人で終わらしたくないときに書くもの。
僕にとってのブログって日記というよりも簡単なHPだから。