5.26.2012

しをうたう

パーティーが終わった夜に
誰かが死んじまったそんな夜に
僕は君に詩を謡う

パーティーが終わった夜に
何かが死んじまったそんな夜に
僕は君のために泣いてあげるよ


詩なんてものは歌うもんじゃなくてさ
勝手に浮いて来るもんでさ
だから僕はこんなところに書き散らして
紙とペンを持たないから泡沫は流れて言って




「パーティが終わった夜に、酔っぱらってねむっちゃった夜に、」




ってさ、僕の好きな詩人は謡うんだ
始まりしか覚えてなくて終った余韻しか覚えてなくて
見返してみたら唯の真似事になっていた


パーティーが始まった夜に
誰かが壊れちまったそんな朝に

僕は君のために歌ってあげるよ



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