9.11.2011

花を買う日

夕暮れの始まった先斗町を漫ろ歩く
いやに温かい、用を為し始めたばかりの赤提灯

狭い道の脇道の両側に川床の店が並んでいたりする

この空間が好きだと言った人がいた

帰り道に寄った店で手に取った花が手放せなくなりレジへ出す
藤より淡いピンクが混雑したように咲いている

嗚呼

君に何をあげよう

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