気が付くと自分から紐が沢山出ていた
操り人形の糸の様
気が付くと約束で縛られていた
此処から逃げたい
そう思った時 僕が生まれた
夢を見たい
そっと目を閉じて翼を広げる
僕は居る 確かに此処に
11.27.2009
イルミネーションの話。
帰り道
個人の家や開業医や幼稚園のイルミネーションが道を飾っていたつい此の間まで無かったのに、角を曲っても途切れない
もう、師走に為る
此の街の夜景は年中イルミネーションの様だけれど
明る過ぎる此の街に空の星は無い
だから
此の星は
街の星が上がって来たのだ
満ち潮に乗って夜光虫が這い上がる
僕は
音の無い波を掻き分ける
11.01.2009
unlimited spell
僕が今日一日を生きるのに必死になっている間に彼はずっと先を見つめていたその過去に何があったのか僕は知ることができないけれど見失いそうになってしまう彼の姿を追いかけていたいと願ったことすら忘れてしまって狭い今が無限に続くかに思われる現在に僕は未来を投じ続けていてきっとこの金木犀がもっと大きくなったらそんな当たり前の言葉一つに泣けてしまう脆さまで認められれば君の隣に立っても良いのだろうかなんて夢見てしまうような世界で今日も明日に挨拶をする。
10.08.2009
cold morning
昼まで2人でおやすみ
起きているときは平気なのに 眠るのが怖いんだ
横になるのが辛いんだ
途切れ途切れの夢の中の現実
夜の間に間に
風が頭を撫でていく
歌が聞こえたらいいのに
おやすみおやすみ
起きるのが嫌なんだ
起きているときは平気なのに 眠るのが怖いんだ
横になるのが辛いんだ
途切れ途切れの夢の中の現実
夜の間に間に
風が頭を撫でていく
歌が聞こえたらいいのに
おやすみおやすみ
起きるのが嫌なんだ
9.28.2009
midnight scene
時間が経つのが速くて遅い
曲がり角の街灯の下だけ紅葉が散ってる
白い赤が乾いた音立てる
何時も人かと見間違える道標
向こう側に白い犬が歩いていない
僕は何も成し得ないまま日を捲っていく
なのに終わらない
曲がり角の街灯の下だけ紅葉が散ってる
白い赤が乾いた音立てる
何時も人かと見間違える道標
向こう側に白い犬が歩いていない
夏 が 終 わ ら な い
ボ ク 、 が 、 お わ ら な い よ
9.27.2009
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