街を歩いていると夜が落ちていた
そんなに色とりどりにした積もりもないのに点々と
仕方がないので僕はそれを拾いながら
一方通行の大通りの脇の歩道を千鳥足
嗚呼知り合いが見たらなんと言うかしら
夜を落としてふらり
ふらり
昼を落としてひらり
ひらり
流れ星が哭いて
夢が墜ちた
ふぅわりひらり
宙を舞う
三階から飛んでったとりどりの紙が
風に挨拶してスカーフ揺らす
ふぅわり ひぃらり
よるのまち
夢を拾って飛んでった
僕は少年の画を買いそびれたから
通り過ぎるはずの喫茶店で3つばかし詩を書いた
何処かに落ちてやいないかしら
と、
それから僕は
お月様の欠片を探した
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