月待者
自分が此処に居たと云うことを忘れてしまうような
5.05.2010
まるで夏の終りのような
歩くだけで汗が出る
まるで夏の暑さだ
だから僕はなおなお嬉し
川岸の大きな藤の木が強く香る
蛍光灯を点けなくても廊下が歩ける
暮れの風が怪物みたいにカーテンを膨らます
涼しくなった風が心地よい
だから僕はなおなお人恋し
夕涼みしましょか
浴衣着ましょか
ブランコ乗りましょか
長い休みの終わり
だから僕はなおなお切なし
思い出せない人
人、恋し。
0 件のコメント:
コメントを投稿
次の投稿
前の投稿
ホーム
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿