5.13.2010

more and more

またひとつ生きる目的を見つけた
自殺せずに行き抜くこと


傷付かない方法を見つけた
期待しないこと





僕は自分を信じない
だから他人も信じない


僕は自分に後悔しない
だから他人もすべて許す





また一つ綺麗な景色を見つけたんだ
今日は夏空だ



嗚呼、

全て忘れようか旅に出ようか

5.10.2010

その日が瞳を閉じるまで

一人で歩いていると 此処で倒れたらどうなるかを考える



誰が初めに見つけるか
病院に運ばれるか
死亡確認書が出されるか

警察は調査するのか
誰か僕の足跡を辿ってくれるのか

最期に話した人
最期にすれ違った人
最期に書いた日記


いつもいつも
何時いなくなっても良いように残しているつもりだけれど
誰も探してくれなかったら……




まあ、良いや
意識の欠片も残らなければ

5.05.2010

まるで夏の終りのような

歩くだけで汗が出る
まるで夏の暑さだ

だから僕はなおなお嬉し



川岸の大きな藤の木が強く香る

蛍光灯を点けなくても廊下が歩ける
暮れの風が怪物みたいにカーテンを膨らます
涼しくなった風が心地よい

だから僕はなおなお人恋し



夕涼みしましょか
浴衣着ましょか
ブランコ乗りましょか
長い休みの終わり

だから僕はなおなお切なし



思い出せない人


人、恋し。