月待者
自分が此処に居たと云うことを忘れてしまうような
11.27.2009
イルミネーションの話。
帰り道
個人の家や開業医や幼稚園のイルミネーションが道を飾っていた
つい此の間まで無かったのに、角を曲っても途切れない
もう、師走に為る
此の街の夜景は年中イルミネーションの様だけれど
明る過ぎる此の街に空の星は無い
だから
此の星は
街の星が上がって来たのだ
満ち潮に乗って夜光虫が這い上がる
僕は
音の無い波を掻き分ける
11.01.2009
unlimited spell
僕が今日一日を生きるのに必死になっている間に彼はずっと先を見つめていたその過去に何があったのか僕は知ることができないけれど見失いそうになってしまう彼の姿を追いかけていたいと願ったことすら忘れてしまって狭い今が無限に続くかに思われる現在に僕は未来を投じ続けていてきっとこの金木犀がもっと大きくなったらそんな当たり前の言葉一つに泣けてしまう脆さまで認められれば君の隣に立っても良いのだろうかなんて夢見てしまうような世界で今日も明日に挨拶をする。
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