7.21.2012
7.20.2012
7.17.2012
祭りの夜 (ただし早口で音読すること)
祈りを祈りを祈りを
祈りを祈りを祈りを
祈りを祈りを祈りを
画面一杯の祈りの文字
病んでいる訳でなく
そうきっと
病んでいる訳でなく
悪マよ
キスしてください
僕を愛して
何故貴方の
あの詩が好きか
なんて分からないのだけれど
始めは違和感があって
次に苦しげな貴方を抱き締めたくなって
最後に訳も分からず涙が出る
全然美しくない涙が出る
んだよ
許して愛して
こんな酷い顔だけど
僕も踊るよ
歌わせて
君に
ねえ
お願いだから
ここにいさせて
今だけ
ねえ
今日は
裏路地を沢山歩いたんだ
人が沢山いた
炎天下の大通りにはいなかったのにね
裏路地のかみさまが微笑んだ
手作りノートの店
風呂敷専門店
京町屋のカフェー
庭の奥の神社
小さな小さなライブハウス
の中のミラーボールとギター
貴方が踊ってる
とても楽しそうに
僕も踊ってる
とても楽しそうに
貴方の眼の中に僕がいなくても
今日は祭りだ
裏路地の祭りだ
ミラーボールの届かないところで
沢山の人が
鐘と太鼓の音を聞いた
ステップ踏んだ
少女の横をハワイアンが通った
セットリストは貰い物のメモ帳の上
祭りだ
踊ろう
僕も踊るから
許して愛して
そして
愛してる
(不特定多数への愛しては別に恋愛のソレじゃあない
唯自分を認めて欲しいだけの祈りだ
君を愛してあげる だから僕も許して愛して
(認めて 助けて)
そんな 祈り)
7.05.2012
透明なブルー
「機関銃を捧げ持った誰かが、終わらない夏休みの夢を見た」
覚えるくらい聞いてしまったCDが今日も
擦り減りながら回っている
歌詞カードはついてなかったけど
多分、間違いない
本当はその甘い声を直接聞きたいのだけれど
多分、無理。
行きたいな
行けばいいじゃない
と、
きっと喫茶店のマスターは言ってくれる
もの凄く綺麗な海の夢を見た
人工的な建物は何もなくて島の岩を穿った焦げ茶の道はキチンと透明なブルーの海へと続いていた
澄みすぎて遠浅に見える青の上に拡がる水色と白
その境に浮かぶ島の緑と船たちの白
島では日焼けが板に付いたおばさんやおばあさんや帰省中の息子達が
手作りの麦藁帽子や海とお日様を吸った板壁の家や黒い岩の貯め井戸やその中の大きくなった亀や
僕はそこで泳いだり潜ったり浮いたり船に乗ったり
薄く棚引く白が僕を切なくさせた
それより僕を切なくさせたのは
僕はここで死ぬ覚悟をしてしまったことだった
細かいことは忘れてしまったけど
これがあったら自殺する
と決めて来て
その通りになった
年老いた亀は見つかった
家族はそろそろ昼下がりのおやつに帰ってくる
止めてくる
僕はそれでも約束を守らなきゃ、
と思い
この透明なブルーにもっとずっといたい
と思い
一瞬のあとでこのブルーとも家族ともこの先ずっと会えなくなって暗闇だけ見て過ごすのに未練たらたらで
取り敢えずもう一回
島の穿った暗い岩を透明な午後のブルーへと降りて行く
この先ずっと
ずーっと
この青に
会えなくなる
それが僕を哀しくさせる
もし死後の世界がこんな平らかな透明なブルーだったら
僕はこんなに不安にならずに穏やかなきもちでいれただろう
夢の中の風は暖かく
磯の香りもしなかった
覚えるくらい聞いてしまったCDが今日も
擦り減りながら回っている
歌詞カードはついてなかったけど
多分、間違いない
本当はその甘い声を直接聞きたいのだけれど
多分、無理。
行きたいな
行けばいいじゃない
と、
きっと喫茶店のマスターは言ってくれる
もの凄く綺麗な海の夢を見た
人工的な建物は何もなくて島の岩を穿った焦げ茶の道はキチンと透明なブルーの海へと続いていた
澄みすぎて遠浅に見える青の上に拡がる水色と白
その境に浮かぶ島の緑と船たちの白
島では日焼けが板に付いたおばさんやおばあさんや帰省中の息子達が
手作りの麦藁帽子や海とお日様を吸った板壁の家や黒い岩の貯め井戸やその中の大きくなった亀や
僕はそこで泳いだり潜ったり浮いたり船に乗ったり
薄く棚引く白が僕を切なくさせた
それより僕を切なくさせたのは
僕はここで死ぬ覚悟をしてしまったことだった
細かいことは忘れてしまったけど
これがあったら自殺する
と決めて来て
その通りになった
年老いた亀は見つかった
家族はそろそろ昼下がりのおやつに帰ってくる
止めてくる
僕はそれでも約束を守らなきゃ、
と思い
この透明なブルーにもっとずっといたい
と思い
一瞬のあとでこのブルーとも家族ともこの先ずっと会えなくなって暗闇だけ見て過ごすのに未練たらたらで
取り敢えずもう一回
島の穿った暗い岩を透明な午後のブルーへと降りて行く
この先ずっと
ずーっと
この青に
会えなくなる
それが僕を哀しくさせる
もし死後の世界がこんな平らかな透明なブルーだったら
僕はこんなに不安にならずに穏やかなきもちでいれただろう
夢の中の風は暖かく
磯の香りもしなかった
7.04.2012
ささやく
朝、洗い物をしながら、あの人の声を聞いていた
水音の分だけ聞きとれなくなる言葉が少し悲しくて
水音の分だけあの人は声を張り上げた
結構大きな音だから
隣の部屋の人に迷惑をかけてやいないかしら
と僕は今日も少し心配をして
でも、音量はそのまま
手も、濡れてるしね
出発まで、
あと5分。
今朝はあんまり食べられなかったな
って思った
もっとお腹に入れなくちゃ
とは思うのだけれど
食べるものも無かったし
食べる気もしなかった
きっと昨日の深夜にカレーを作ってもらったせいだ
その人は自分はあんまり食べないくせに
僕のご飯はたっぷり盛った
そして僕より後に食べ始めて
これ、不味いな!
と言って食べるのを止めた
長い話をしよう
そう言ってCDは終わった
出発予定時間は過ぎていて
僕は流しの掃除まで終わっていた
7.01.2012
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