月待者
自分が此処に居たと云うことを忘れてしまうような
3.16.2010
夜
薄暮の中 白い雲が流れて行く
紅に染まれなかった青空を
旅先のにおいがする
夜は好きだ
帰れる場所があるから
人に顔を見られなくて済むから
町の灯りを無関係に眺めていられる場所に居るから
だから
柔らかい午後の光が差す家は僕の胸を掻き毟る
何処かに行かないといけない気がする
何かやるべきことを忘れている気がする
・・・・・・何時までも待っていたい気がする
暗闇の中の胎児の様に
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